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根暗乙女ゲーマーの無意味自堕落私生活。
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ああ、神様。
私は確かにいい子じゃありません。



でもだからって、
これはあんまりすぎる。




「な…によ…これ!!!!!!!!!」

その日、朝早くのこと。
この世界は大体が快晴だが、この日も例にもれず快晴で、アリス=リデルの遠吠え…ではなく、雄たけび…でもなく、奇声…で始まった。
その日はブラッド曰く「余裕を持って準備する結婚式」の過程の一貫で、いわゆる衣装合わせの日だった。
いつもは素直になれないアリスも、やっぱり女の子だ。結婚式にはそれなりに夢があるし、理想もある。
まあ、相手が相手なので(と、横に視線をやるといつもの調子でだるそうな男が突っ立っている)全てを望もうとは思っていない。
無理だ。どう考えても無理だ。期待するだけ損だ。
(分かってる…分かってる…分かってる…けど…!)
ブラッド=デュプレという男との結婚を承諾した時点で、色々と自分が問題にぶつかるであろうことは分かっていた。
案の定、ここに至るまでも様々な課題があった。
そりゃあ、もう…様々に…うんざりするほどに…色々と…
(思い出したくもないわね…)
走馬灯を回転させたところでげんなりするだけだ。
だからそこは目を瞑る。もう過ぎたこと、と。
でも、これだけは。
「これだけは許せない…!」
帽子屋屋敷の一室。
数日後の麗しき花嫁は、何故か当然のように未来の花嫁の衣裳合わせ(平たく言えば着替え、だ)に同席している男の足を踏みつけてやりたい衝動に駆られていた。
「どうしたんだ、お嬢さん」
不可解そうに眉根を寄せたブラッドを、アリスは今までにない形相で睨みつけた。
今なら銃などなくても眼力で殺せそうだ。
「どうした、じゃないわよ!!!!なんなのよこれ…!」
「だから何が…」
まったくこちらの言いたいことが分かっていない未来の夫を目の前に、未来の妻は思い切り地団駄を踏んだ。


「誰がトランプ柄の入ったウェディングドレスが着たいなんて言ったのよ!!!!!」


アリスの手の中には、他の追随を許さないほどの雪のような白いドレス。
けれど、そこには一つだけおかしな点があった。
アリスは投げ捨てるようにドレスをブラッドに向けて放り投げた。
「それに…!」
見つめた先さえ見たくないというように、ぷいっと顔をそむける。

クローバー
ダイヤ
ハート
スペード

彩る模様はトランプ柄。
未来のだんな様にもトランプ柄。



ああ、神様。
確かに私はいい子じゃありません。
でも、これだけは言います。
「トチ狂ってる」のは私じゃない。
この男です。







悔しいのは、それでも好きだという事実。

******










突然テキスト投下から日記始めてみました(迷惑だからやめなさい)
以前某所で書かせていただいたログの最後。
そしていまだ宿題終わってないです…やばい、間に合わん…orz
某お二方すみません…!なんとか間に合うよう頑張ろう。

さっき桜庭一樹のドキュメンタリーやってたのをなんとなく見ていたんですが…
字書きとはなんだ、小説とはなんだと思わず考えてしまいますね。
「小説は読まれることで完成する」って言ってたんですが、まったくもってその通りですね。
まあ、私みたいな中途半端な字書きは自己満足でもいいんだから読まれなくてもそれはそれなりに完成形なのかもしれませんが。
でも、こういつも、読んでもらって感想もらったり、そんな風に声を聴けば、やっぱり読まれることで完成するものだと実感します。
いや、だからなんだって話なんですが…(笑)
「怪しい空想の海を夢中で泳いでいる」のなら私もだな…←特に怪しいが当てはまる人
色々と「書く」ということに関しては思うところがあって、自分なりにこの年になってくると自分のスタイルってものが見つかってきたと思ってます。
学生時代は結構その「自分」が見つからないことに随分悩まされた時期もあったんですが…
最近はそれなりには…まあ、開き直り、とも言いますが。
そうなってくるとこう…技術面とかの問題もいまだあるにはあるんですが、どっちかっていうと「何を表現したいか」になってくるんですよね…
新作とか書く度に、今回は何を表現しよう、何を私は伝えたいんだろう、と思います。
同人小説でそこまで求める必要はないのかもしれませんがね…萌えだけでも十分書けるは書けますし。
でもそこで終わっちゃうと私のスタイルではないから。
で、考えてるうちにずんどこ長くなって、あらよあらよと長編に…
ようするに長編書きの言い訳なのでした。
テーマと伝えたいことというのはニュアンス的には別物です。
テーマは言葉に表せるもの。伝えたいことは言葉に表現できるものじゃないもの。読んだ人が感じるもの。
後者は激しく難しい訳ですが。
なんかこう…私は完全なる小説書きであってエッセイとか書かないタイプなんですが、こんなことぐでぐで書いてるならエッセイでも書いてみればいいような気もしてきたな…書かないけど。
ちなみに逃避行のテーマは「追いかける」、花殻のテーマは「救う」、獣狩りのテーマは「対立する」が私の中の一番短い考えです。
はてさて、そうなると次回の花蕾…どうしましょうね。今模索中で頭悩ませてます。

なんか今日は一日ぼんやりしていたように見えて、いろいろ収穫があったり、動きのあった一日でした。
本人はメールとパソコンいじりとゲームしかしてないんですけど…(引きこもりの典型だな)
とにかく夏から秋に向けて新刊出します…!を目標に動きだします。
ずっと言ってた月屑書くぞ…!もちろん花蕾も書くけど!
あとコルダのアンコールもプレイしたらコルダもちょっとだけ書いてみたい気もするし、アンジェも今さら書いてみたいし…って私どんだけww
とりあえず相変わらず遙かでやりたいことが満載過ぎるので、そこが中心ですが。
あとGSはあのあと例の新キャラ二人攻略しました。
うん、あれだ。やっぱりGSはGSだ。
良心的というか…(笑)
まじま氏については色々言ってはいたんですが、こないだの時に「エースよりはましだろうから大丈夫」とか実は言ってたんですよ…(笑)
そしたらエースよりやっぱりマシだった。
いやー逆に言うとエースの例があるから、またいつ改心したのが裏切られやしないかとハラハラはさせられましたが…
ちゃんと最後まで本心言ってからは貫き通してくれました。
普通に私は受け入れましたよ。
これでエースがやっぱり最悪キャラだってことは確定したが…(笑)
いかん、いかん。うっかりエースの話になるところだった…
まじま、好きですよ。普通に悪くないと思うんだが。まあ、途中は最低だけどねw
おまけについてきたCD、例の一年前にふられるところのモノローグですが、私は思った。
振られるまでの彼の様子からしても、実はあなた色に染まりたい的なドMくさい。
でも月森とかじゃ絶対見られないセリフが多くて、きーやんキャラとしてはちょっとまた乙女ゲでは異色ですね。
結構好きなんでイラスト描いてみようと思ったんですが、手元にある資料が少なすぎる…
ちょっと極端でひどいところもあるけど、人間味あると私は思うんですがねぇ。
あと古森クン。
うん、なまりが噂通りひどかったんだぜ…(笑)
時々何言ってるかわかんね…
でも素直に可愛いなあと思いました。
うん、まあ、どうしてもまじま氏もだが、隠しキャラはイベント少ないからそれがもったいないんだけど…
そのせいか、引きこもり時間が異常に長い…!いつになったらこの子登校拒否やめてくれるのかと本気で投げたくなったわ…!
うーん、とりあえず三キャラやってみたところで、やっぱりぶん殴ってやりてぇのは瑛か…(笑)
あれですね、アルバムで「もう耐えられないんだ!」が何度でも聞けるのはいいですね!ひゃっほい。
もう耐えられないんだ!好きだ!萌える。というかもともとあれで瑛に私は落ちたんだ…。

ありゃ、気付けばもうこんな時間ですか。
また仕事カア。
が、がんばりますよ…
それではアリオス!マ・シェーリの夢を。
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写メ日記
■覗キコム壊レタ世界■

海へ沈む夢を視る
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深紅
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女性
自己紹介:
共感する言葉は「苦しい」「辛い」「切ない」。
好きな言葉は退廃と殺伐と絶叫と断末魔。
最萌は知盛、泰衡、ナーサティヤ(遙か)とe-zuka(GRANRODEO)と杉田智和(声優)
表向きより虚ろ気味な基本根暗の乙女ゲーマー。
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