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根暗乙女ゲーマーの無意味自堕落私生活。
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アロー、美合です。
ここ二日、風邪で寝込んで仕事休んでました。
現在進行形で休み中ですが…なかなかよくならなくて結構死にそうです。
だから色々とあるのは分かってますが、とりあえず思考回路はストップ。
あまり動けないのでたまってるCDとかDVD見てますけど…そういえば小野さんの雨音発送メールが来てたな。
明日にでも届くのだろうか。でも明日はさすがに仕事に行くから、すぐ聞ける訳でもないけども。
あとアリス違いのアリス聞いたりとか。
2に入ったあたりで話が見えなくなってきた…アリスベースの物語ってどうしても訳わかんない感じが売りなだけに、聞いて理解しようとするとダメなのかもしれませんね。
こっちのアリスは誰が好きなんかな、私…何度聞いてもこっちのアリスはどっちかっていうとストーリーの方に興味が行くので、キャラクター萌え!って感じじゃないというか。
あえていうなら白ウサギ…?実は一番まともだと思うんだが。オフィシャルでは「純粋過ぎて狂った人」って書いてあったけど。
某人は猫って言ってたけど、1はともかく2以降がちょっとやっぱり悪役っぽいからね(笑)
白騎士がすんごく鏡の国のあたりで悪役だったりとか。
まだ出てきてないんですけど、ハートの騎士がやはり気になるところ。キャスティングで興味もっちゃってすみませんって感じですが。
そういや、2に入ってハートの女王がわりといい人になってたし。
「忘れられないから苦しんだ」うん、まあ、確かに。
ゼロの方も聞いてますが、こっちは逆にまだ1しか聞いてないからよく分からない。それにしてもキャスティングちょっと同じメーカーでかぶりすぎてないかなあ…好きな声優さんばっかりだけど、ややこしいっていうか(笑)
分かれば面白いんだと思うんですけど。
それにしても、三日も寝込んでるとそろそろ現実世界にモード戻さないとまずい気がしてます。仕事が…orz

うーん、寝てるだけじゃ、さすがに書くこともそんなないな…
アリスログの二つ目でも置いておきます。
テーマは「最後にはここに堕ちておいで 」。ブラアリです。

あ、そういえばカウンタ目立たないところに置いちゃってるんでわかりずらいんですが、20万ヒットありがとうございます。
特になんにもしないですけど、久しぶりに大台にのったのでv
拍手も毎日ありがとうございます。



―――――――――――――――――――――




――――――――――さあ、私の”好きなこと”を話してあげよう。


「ブラッドの楽しそうな顔?」
「そう」
いつになく真面目に聞いてくる少女の話に、三月ウサギは首を捻った。
帽子屋屋敷の一見平和な昼下がり。
表向きだけの平和ではあるものの、穏やかな昼間だ。
陽光が窓から光いっぱいに降り注ぎ、あたりをきらきらと照らしている。
更に今話しているのはなんといってもウサギさんだ。
見ているだけで和む。
正直に言って、マフィアの本拠地とは思えない穏やかさだ。
けれど。
「ブラッドって、いつもだるそうだけど、たまにやたら楽しそうにしているでしょう。
もともとあの服装だし、悪趣味なのは知ってるけど…楽しそうにしている時も大体が悪趣味な理由なのよ」
話題の方はあまり穏やかではない。
クローバーの国に引っ越ししてから(その前からな気もするが)、この屋敷の主の悪趣味っぷりについてなぜかやたら目につく。
目につく上に話題に上る。
会合中、アリスはあちこちの勢力の知り合いと話をするのだが、なぜかスーツの話題になると必ず同じことを言われるのだ、

ブラッドの悪趣味スーツが、だ。

あそこまで口をそろえて悪趣味な例として取り上げられると、さすがのアリスも自分の滞在先の主であるだけに気にもかかる。
なんでそんなに「アレ」なのかと考え込んでいるうちに、嫌なことに気づいてしまった。
というより、もはや分かりきっていたことなのかもしれないが…ブラッド=デュプレという人間は服装だけではない。
すべてにおいて悪趣味ともいえる傾向があるのだ。
「服装だけでも十分アレなのに、言動まで悪趣味っていうのはちょっと問題があると思うのよ。だからね、ここはひとつ、部下としてなんとかしてあげないと…」
アリスは自分が柄でもないことは分かっていても張り切らずにはいられなかった。
わがままなのは分かっている。身内でならいくら悪趣味だなんだと言っていてもいい。けれど、身内ではない者たちから自分の上司にあたる人物をそう言われると何故か腹が立つのだ。
「だからね、エリオットにも手伝ってもらいたいの」
しかしそんなアリスを余所に、エリオットはやはり首を傾げる。
ああ、かわいいウサギさん。耳引っ張りたい…
(って、そうじゃなかったわ)
思わずわきわきしてきた手を見てアリスは我に返る。
「ブラッドのあの悪趣味はなんとかしないと、これから先、マフィアとして死活問題だと思うわ」
「そうか?ブラッドはあれでいいと思うけどなー」
呑気な声で返される。
そりゃ、あなたはブラッド至上主義だからそうでしょうけど。
思わず脱力しながら突っ込みたくなる言葉を飲み込む。
思うだに、三月ウサギに話したことそのものが間違いだ。
「身内がいいと思ってても、周囲はなかなかそう思ってはくれないのよ!」
無駄と知りつつも、つい熱弁してしまう。自分はこんなキャラではないはずなのだが。
「そっかなー?」
「エリオットは…」
まだ首を捻っているウサギにアリスが口を開きかけたその時。
「服装が悪趣味だとか言動が悪趣味だとか、聞いているとちょっとひどくはないか、お嬢さん」
聞いているほうまでだるくなりそうな、抑揚のない低い声が突如背後から響いた。
「「ブラッド…!」」
アリスとエリオットは同時に振り返る。
案の定、この屋敷の主が気だるそうに立っていた。
「なんでこんな昼間から起きてるのよ、あなた…」
振り向いたアリスは嫌そうに顔を歪める。
今日は穏やかな昼下がりなのだ。こんな夢魔とはまた別ベクトルに不健康な男がいていい時間ではない。
「…その顔は何かな、お嬢さん。まるで私が起きてきて迷惑、とでも言いたげじゃないか」
「その通り過ぎて特に付け足す言葉もないわ」
即答で返すアリスに、帽子屋は肩をすくめる。
「今日のお嬢さんは機嫌が悪いな」
「昼間から機嫌悪いのなんて、いつものあなたの方でしょう。あなたがやっぱり悪趣味だから私の機嫌が悪くなるのよ」
昼間の帽子屋は寝ているのが常で、起きていたら起きていたで機嫌が悪い。
だからと油断して話していたところに、この男の間の悪さ。あきらかに立ち聞きをしていた風体なのに、まったく悪びれないで話に入ってくる。
「あなた、やっぱり全部悪趣味なのよ。好きなこともものも、全部悪趣味だわ」
たかが帽子屋の話をしていたところを本人に聞かれただけのこと。
けれどなぜかそれが妙に気恥かしい。
半ば八つ当たりのように帽子屋から顔を逸らせば、見てもいないのに彼がふっと笑った気がした。
そういう男だ。
「私の好きなもの…ね」
帽子屋は楽しげな物言い。
こういう瞬間、アリスは罠にはまった気持ちになる。
何故だかは分からない。
「そんなに言うのなら、私の好きなものを教えてあげよう」
だから、ついてきなさい。
帽子屋はそう言って踵を返す。
「誰がついていくものですか」
アリスは呟く。
呟く…けれど、足は一歩前に出る。

その瞬間、幻は広がる。
大きな穴だ。ペーターに落とされた時のように、底の見えない暗い穴。
自分はそこへ向かっている。

「〜〜〜〜〜」
(ブラッドがあんなこと言うからだわ)
先を行く背中を睨みつけた。



『お嬢さん』
彼は毎夜囁く。
『どこへ行こうと』
寝台の上で。
甘い睦言を。
まるで、呪うように、祈るように何度も何度も。



『最後にはここに堕ちておいで』



そのたびにアリスは埋め尽くされていく。歪んでいく。落ちていく。堕ちていく。
落ちていく堕ちていく墜ちていく。




――――――――――私の”好きなこと”を話してあげよう。


あなたの好きなこと、ですって?
そんなのもう知ってるわ。
――――――――――人が堕ちるのを見ていること、でしょう。



だから悪趣味なのよ、あなたは。





―――――――――――――――――――――








以降めくると拍手レスです。
すっかり遅くなってすみません;

Kさん>私も楽しかったです…!いろいろお話できてv
ヤドカリボス(違)、実はオンリーの原稿にしてみようかと思うんですがいかがですか(笑)
サイトも見てくださってありがとうございましたー!
エリオットが輝いて…?と思って見返してみたら、ホントだ…確かに金色に輝いてるじゃん!みたいな(笑)
自分で描いておいてなんですが、うけた。
そしてボスは駄々っこです。悪趣味をやっぱり生温かく見守りましょうw
読み方は「みあ」と読みます。ややこしくてすみません><
また遊んでやってください♪
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自己紹介:
共感する言葉は「苦しい」「辛い」「切ない」。
好きな言葉は退廃と殺伐と絶叫と断末魔。
最萌は知盛、泰衡、ナーサティヤ(遙か)とe-zuka(GRANRODEO)と杉田智和(声優)
表向きより虚ろ気味な基本根暗の乙女ゲーマー。
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