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根暗乙女ゲーマーの無意味自堕落私生活。
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アロー、美合です。
なんか一日眠いんだぜえええええええええええ^^

ロデのアルバムと、2心臓の新曲をエンドレスさせてみてます。明日ロケパンなので^^
久しぶりにジョニーが近い…!ジョニー…愛の告白したい^q^←前したくせに
さて、今日はろくなことしてないんで(主にメール返信と寝てた…orz←メル返信全部は終わらなかったので、また少しずつします。お待ちくださいませ…!)、前々からやりたかったことでもやってみようと思います。
ブログでSS連載をば。
何故か同門なんですけど…(しかも何故か最初柊からだよ)
私どうしても本質が字書きなので、みんなのように日記に絵を載せたりとかするほどいっぱい絵が描けない…それならSSでも…と。
以前某人には書くよ!と約束してたんですが、遅くなってごめん〜
サティとエイカのお話も書きたいんですが、まだまとまらないのでとりあえず同門から。
同門っていうか、何故か柊メインの話になりそうですが…
こないだ次女と出した本を読んだ次女が「柊がなんでこんなにまとも!」とか言ってたんですが…私が書くと何故か柊は真面目です。そしてまとも。
柊変態だと信じて疑わないのに^q^
実は知盛とかも私が書くと存外真面目だったりするんですよね…不思議なことに。
まあ、いいや。
仮タイトルはとりあえず「星屑」です。
泰衡と知盛のシリアス話が「月屑」なので、柊は星の一族だから「星屑」…なんて安直な^q^
毎日連載はムリでしょうから、気が向いたときにブログにちょぼちょぼ書いてきます。
当然ネタバレ含みますのでご注意を!
ではでは、一話ずつは短いですが、どうぞ。

「…!」

遠くで潮騒のように聞こえる声。
誰かが、呼んでいる。

(誰ですか、私を呼ぶ、の、は)

顔を上げて目を凝らしてみても、その先は真っ白い靄に包まれたかのようで何も見えない。
もう何度目か分からないほど、いつもこの場所に気が付くと立っていた。
無というには光に溢れた世界だ。けれど、自分以外何一つ存在しない孤独の世界。

「…ぎ!」

それでも、どこからか声が聞こえる。
男は視界を巡らしてみた。

「…ら…ぎ!」

確かに自分が呼ばれている。
もうずっと、自分はこうして呼ばれ続けている。

(なぜ、あなたは私を呼ぶのです)

何のために。
何がしたくて。
何が、そうさせて。
何が、起きて。

男は知っている。
これは夢だ。
夢が、何かをずっと自分に問いかけている。
それは自分の素性を知っているからこそ、分かること。

(―――――――――――もっと、強く)

もっと。
もっと、強く。

(呼んでくだされば)

そうしたら。
自分はそこまで行ける気がするのに。

男は溜息を吐いて首を振った。

(今日のところはここまでですね)

そう思った瞬間、視界は弾けて、泡沫の夢は消えていた。
















一筋の光だけが差し込む窓枠に腰掛け、柊は一人、竹簡を広げていた。
僅かな明かりしか届かないそこは、かわりに静けさに包まれていて、雑音一つしない空間だ。

「…ああ…そういうことか…」

全てが腑に落ちたといった表情で一人呟いて頷く。
それからするすると器用に手にしていた竹簡をしまい直すと、窓枠から体を起こす。

「…こんな時間」
 
ふと窓の外に視線をやれば、外はもう闇夜に包まれていた。
うっかり長い時間眠り込んでしまったらしい。
差し込んでいたのは近くの家から漏れる明かりのようだった。

「…今日は…これ位にしておきますか」

何も言わずにここにいたから、おそらく心配している者たちがいる。
柊自身は自分の身に関してはあまり頓着を持たないが、何故か自分以上に自分を構りたがる知り合いが柊にはいた。
彼らが怒ったところをふと思い浮かべてしまって、柊はなんだかおかしくなった。

「今日はどこへ泊まりましょうかねぇ」

半ばもう決まっているような口ぶりで言って、それから小さく笑って歩き出す。
向かう先は一つしかなかった。
何故かこんな自分と親しくなりたいと言って近づいてきて、それから気が付けばいつも一緒にいるようになった。
羽張彦の家だ。
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■覗キコム壊レタ世界■

海へ沈む夢を視る
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プロフィール
HN:
深紅
性別:
女性
自己紹介:
共感する言葉は「苦しい」「辛い」「切ない」。
好きな言葉は退廃と殺伐と絶叫と断末魔。
最萌は知盛、泰衡、ナーサティヤ(遙か)とe-zuka(GRANRODEO)と杉田智和(声優)
表向きより虚ろ気味な基本根暗の乙女ゲーマー。
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